イノベーション

ブルー・オーシャン(未開拓の市場)の創造

業界標準を打破するための4つの問い 1.業界常識である製品やサービスの要素のうち、取り除くべきものは何か 2.業界標準と比べて減らすべき要素は何か 3.業界標準と比べて増やすべき要素は何か 4.業界でこれまで提供されていない、今後付け加えるべき…

日本IBMのイノベーションに対する取り組み

Global Technical Outlook(インベンション:発明と技術動向)とGlobal Market Outlook(インサイト:洞察と市場動向)が統合されて、Global Innovation Outlook(イノベーション)となり、全体戦略の一翼を担っている。 参考 http://enterprise.watch.impre…

破壊的成長エンジンにとって重要な四要素

・必要になる前に始める 急成長のプレッシャーは禁物 ・上級役員による監督 資源配分、最適なプロセスの選択、既存事業との意思疎通 ・始動者と形成者 持続的なものを破壊的なものへ形成 ・部隊の訓練 「何を探すべきか」を浸透 参考イノベーションへの解 利…

破壊的な事業として形成できるか?

1.金やスキルがないと利用できなかったか? 2.不便だったか? 3.安かろう悪かろうで満足する顧客が存在するか? 4.低価格でも高い利益率を確保できるか? 5.すべての業界大手にとって破壊的か? 1or2、3and4のいずれかと5をクリアできれば破…

情報の粘着性

MITエリック・フォン・ヒッペルの言葉。ある所与の場合の、所与の単位の情報の粘着性とは逓増的な費用であり、当該情報の所与の受け手が、その単位の情報を使用可能な形で特定の場所へ移転するのに必要とされる費用である。情報の存在を発見し、その意味を理…

モビリティPCのイノベーション

要点:モビリティPC実現の要素として重要なのは、性能、バッテリー持続時間、接続性、フォームファクターの4つ。 参考 http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/ohkawara /2005/07/22/5783.html

新語の属性を自動で判別

要点:沖電気と情報通信研究機構(NICT)はウェブサイトから新語を取得して、その属性を判別する技術を開発。新技術では、かな漢字変換や翻訳ソフトなどで使われる「形態素解析」を採用。ウェブサイト上にある文を、文法的に意味のある最小単位(形態素)に…

新市場型破壊とローエンド型破壊

無消費との対抗が「新市場型破壊」。過保護にされた顧客を低コストのビジネスモデルで攻略するのが「ローエンド破壊」。 参考イノベーションへの解 利益ある成長に向けて (Harvard business school press)作者: クレイトン・クリステンセン,マイケル・レイナ…

意図的戦略プロセスと創発的戦略プロセス

持続的イノベーションには意図的戦略プロセス、意図的計画法が良い。数字や規則(財務成果)にもとづいてプロジェクト開始を決定。 1.将来に対する仮定をたてる 2.その仮定にもとづく戦略と財務予測を作成 3.その財務予測にもとづいて投資決定 4.財…

相互依存型アーキテクチャとモジュール型アーキテクチャ

相互依存型アーキテクチャは各企業内で最適化された独自アーキテクチャ。設計や製造方法が相互に依存する。モジュール型は全構成要素が全段階にわたって独立している。柔軟である反面、規格が厳しく、設計の自由度があまりない。

コモディティ化と脱コモディティ化

緻密で複雑な製品も必ずコモディティ(市況品)となり、オーバーシューティング(行き過ぎ)を招く。脱コモディティ化という補完的なプロセスは別のバリューチェーン(プロセスと構成要素)で作用している。

第4世代携帯とは?

無線LANとも融合とも融合し、100メガを超える通信速度になる見込み。 参考 http://it.nikkei.co.jp/mobile/column/keyword.aspx?i=20050719fj000fj

EPIC2014

2004年末、米若手ジャーナリストによる予言。 2008年、世界最大手のネット販売通販サイトであるアマゾンドットコムとグーグルが合併して「グーグルゾン」が誕生。ニュース、ブログ、テレビなどのあらゆるメディアをのみ込み、個々の人間関係や属性、消費行動…

J2EEとオープンソース

J2EE市場の中でオープンソースの占める割合が増える見込み。オープンソース・ソフトウエアの実力が向上し、普及が進んでいく中で、どのように自社のソフトウエア製品ビジネスを成立させるか。オープンソースは,商用ソフトウエアの代用品なのではなく、イノ…

イノベーションマネジメントの思考プロセス

・破壊的脅威になるか?収益性の高い成長機会となるか? ・市場で求められる性能向上の軌跡と技術が供給する性能の軌跡。 ・最初は主流の用途に使えないことを認める。 ・足がかりとなる初期市場を見つけて、その後、上位である主流の市場へ。 ・初期市場は…

破壊的技術の特徴

単純、低価格、高信頼性、便利。これが性能過剰の市場で威力を発揮する。 余計な機能をつけて高性能、高収益な製品を狙うのは裏目に出る。

破壊的技術のリーダーシップをとることの意義

米国ディスク・ドライブ業界の例。1976〜1993年に83社が参入。 小規模な新しい市場に参入することによって成長を求める企業は、大規模な市場で成長を求める企業の約30倍(一社平均)の売り上げを記録。 結果として発展せずに終わるかもしれないという「市場…

成功した経営者の基本原則

1.破壊的イノベーションを適切な顧客に結びつける。 2.破壊的技術を小さな組織に任せる。 3.敢えて早い段階にわずかな犠牲で失敗させる。 4.破壊的製品の新しい市場を見つけるか、開拓する。 参考イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼ…

バリューネットワークとイノベーション

同じ価値基準を持つネットワークをバリューネットワークという。ネットワーク毎に製品の性能に対する独自評価や顧客ニーズへの対応に伴うコスト構造が存在する。将来的な顧客ニーズに応え、評価されるためには新たなネットワークが必要になる場合がある。一…

科学技術振興調整費シンポジウム「知の大競争時代を先導する科学技術戦略」

テーマは、先端融合分野への戦略的対応、科学技術リテラシーの向上とアウトリーチ活動、イノベーション創出のためのファンディングの3つ。 - 日本における研究の費用対効果を高めるためには、競争的賃金と競争的研究資金の実現が欠かせない。 参考 http://ww…

SAPがコカコーラの業務プロセスを一元化

フランチャイズ製品(日本コカコーラの原液使用)、トール製品(お茶など)の全ての需給計画、調達、製造、イノベーションという業務プロセスを一元化した。これまでは調達に限定されていた。コスト削減効果は250億円、製造ライン数、倉庫数、在庫日数が20〜…

水素エンジン

水素エンジン車はガソリンエンジン同様、水素を燃焼させて動力源とする。水素は燃焼過程で酸素と結合して水となる。燃料電池車は水素を化学反応させ、電気を発生させる。 吸気室と燃焼室が分かれていれば、燃えやすい水素がプラグ点火の前後で燃焼する危険性…

ITを戦略的な武器にすべき

・新事業への多角化よりは、既存の製品やサービスへの注力。 ・競争優位性のために新製品や新サービスではなく、革新的なビジネスモデルの構築。 という企業幹部は増えている。 ・ITが単にコスト削減だけでなく、戦略的な武器となる。 ・事業および業績に対…

新技術説明会

(独)科学技術振興機構(JST)が主催、キャンパス・イノベーションセンター東京が共催。全国17の大学が参加、研究者自身が、企業関係者を対象に実用化を展望した技術説明を行い、広く参加企業を募る。ライフサイエンス関連テーマの第1会場では15件、ナノ…

オープンソースがもたらす巨大な変化

「ユーザー駆動型のイノベーション」は、エリック・スティーブンレイモンド氏による「伽藍とバザール」の中の「目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない」を前提としたもの。しかし現実には、ApacheやSambaのように注目を浴びるものもあれば、全く…

インテルとAMDの戦い

米AMDが米インテルを訴えた。訴状内容は、インテルがコンピュータメーカーや小売業者、流通業者、小規模システムビルダーに対して、インテル製プロセッサを採用しないとサーバチップを供給しないと圧力をかけたというもの。また文書保全命令が認められたため…

暗黙知と形式知

どのようなプロセスでイノベーションたる知識は創造されるのか? 社員が現場での経験を通じて顧客と育んだ「暗黙知」(言葉や文章で表現できない主観的な知)をどのように商品コンセプトなどの「形式知」(言葉や文章で表現できる明示的で客観的な知)に変換…

製品アーキテクチャと組織能力

アーキテクチャ(システムの設計思想)を創造するのが開発、媒体(素材)に転写するのが生産、顧客に発信するのが販売であす。媒体が有形であれば製造業、無形であればサービス業となる。 アーキテクチャは機能設計と構造設計からなるが、一対一で対応してい…

自ら破壊者となれ

歴史的には、下位市場に破壊的イノベーションを携えて新規参入し、持続的イノベーションで潤う既存の競合企業を追い出して、その後上位市場にシフトする、だが新たな破壊的イノベーションを携えた新規参入者に追い詰められることにより、さらに上位市場に逃…

新商品構想力

「魅力ある価値」をもった新商品はどのように生まれるのか? ①潜在ニーズを感知し、独自のアイデアを発想する。 ②真のユーザー・ニーズを確認し、商品コンセプトに翻訳する。 ③構想されたコンセプトを練り上げ、「魅力ある価値」を創りこむ。 というのが重要…