インテルとAMDの戦い

AMDが米インテルを訴えた。訴状内容は、インテルがコンピュータメーカーや小売業者、流通業者、小規模システムビルダーに対して、インテル製プロセッサを採用しないとサーバチップを供給しないと圧力をかけたというもの。また文書保全命令が認められたため、AMDは第三者企業30社への関連文書請求が可能になったというから穏やかではない。AMD曰く、「イノベーションを成し遂げなければ敗れるというのがわれわれの大前提だ。購入決定が価格に基づいて行われるなら、われわれは常にインテルに勝つだろう。われわれが勝訴すれば、価格はもっと下がるはずだ。」とのこと。

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同じ性能であれば価格が安い方が優位なのは自明の理だろう。顧客自身が自らの潜在ニーズを予測できないのは無理がない。しかし、既に形になった商品とその性能に対して顧客が必要だと思えないのはそれがイノベーションではなく、過剰設計だからだ。
参考
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/06/news059.html