経済産業省が大学の産学連携体制の評価を公表

大企業、中小企業、ベンチャー企業123社による評価ランキングは以下の通りですが、あくまでも”事務的対応”に対するもののようです。
1.立命館大学 2.東京農工大学 3.徳島大学 4.京都大学 5.九州工業大学 6.九州大学 7.産業技術総合研究所 8.大阪大学 9.広島大学 10.筑波大学
1990年代は技術移転を促進するための法律の整備や大学知的財産本部の設置が進められた。2004年4月には国立大学が法人化され、産学連携が教育、研究に続いて第3のミッションとなった。
今後は共有特許に関する実施料の支払方法、共同・委託研究費にかかる間接費の支払い、秘密保持の学会発表のルールなどをさらに詰めていく必要がある。大学は企業の下請けではない。イコール・パートナーの考え方が重要だ。

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企業は大学に対して割安なコストベネフィットだけを求めてはいけない。そのためにはマーケティング目標を共有し、機能設計や構造設計を共に進めていく必要があるのであろう。またイコール・パートナーである以上は、大学も一企業と見なし、役割や責任に応じたレベニュー・シェアを前提に協業を進めるべきだと思う。
参考文献
日本経済新聞7/4
経済産業省大学連携推進課長 中西宏典氏